先輩起業家の声

遊びも仕事も自分たちでつくって大町に貢献するために起業

合同会社グリーン

テレビ番組・映像制作など

どんな会社ですか

合同会社グリーンは、テレビやラジオ番組の制作、イベント企画などを行う地域に密着した制作会社です。2014年に大町市の観光情報番組「まるごとおおまち」(長野朝日放送/FM長野)の制作を担当し、翌2015年から大町市が運営する「大町市ケーブルテレビ」の自主放送番組の制作を受託しております。今はその業務がメインという感じです。主にニュース・報道番組の撮影、取材、映像編集などを行っています。

大町で起業した理由

合同会社グリーンの創立メンバーは全員が大町出身なんです。起業する場所として大町を選んだのではなく、大町で育って大町が大好きな仲間たちが、地元に貢献したいという思いから会社を始めました。
2011年から2015年まで、毎年夏に鹿島槍スポーツヴィレッジで「カシマツリ」という音楽イベントが開催されていたのですが、合同会社グリーンはカシマツリの主催者チームを母体としているんです。
大町は「遊ぶ場所がない」「仕事がない」などと言われることも多いんですが、「だったら遊ぶ場所を自分たちで作ればいい」ということでカシマツリが始まり、「仕事も自分たちで作っちゃおう」ということで合同会社グリーンが誕生したんです。

起業の際に苦労したこと

大町の魅力を発信して、外部から人を呼び込み、大町に貢献するという会社のコンセプトはありましたが、起業当初はいろいろな仕事をしていました。カシマツリの運営で培ったノウハウを活用したり、メンバーそれぞれが自分が得意なことを仕事に結びつけたりと、やれることは何でもやろうという感じでした。
起業自体が「とにかくやってみよう」という思いからだったので、特に苦労したという印象はありません。必死ではありましたが、やるしかないと思っていたので苦労とは思わなかったんでしょう。皆さんもやりたいと思うことがあるなら、まず行動を起こすことが大切だと思います。

(写真)野外音楽イベント「カシマツリ」の様子

これからの目標

最近は大町に移住してくる人も増えていますが、ほかの地域から大町に来た人の方が大町の魅力を知っていたりするんです。地元の私たちは当たり前だと思ってスルーしてしまっている部分が、実は県外の人にとっては魅力的だったりするんですね。私たちグリーンは、大町に育ててもらったというか、大町が家というか家族のような存在だと思っているので、移住者に負けないようにもっと大町のことを掘り下げて、詳しくなっていきたいです。

合同会社グリーン

トピック 詳細
代表者 若木洋輔(インタビューはマネージャーの佐々木隼人さん)
起業 2013年3月
住所 大町市平温泉郷2811-6
TEL 0261-85-0250
URL http://greengroup.jp/?page_id=7