先輩起業家の声

信州の食材に魅せられて地産地消イタリアンを開業

トラットリア・ラ・タルタルーガ

イタリアンレストラン

なぜ大町市で起業したのですか

たまたま雑誌で知った松本市奈川にあるチーズ工房を併設した牧場に興味を持ち、そこを訪れたんです。その際に信州の食材を見て回ったり、安曇野のレストランを食べ歩いたりしたのですが、信州の食材とレストランのレベルの高さに驚きました。それですっかり信州に魅了され、そのまま移住してきてしまいました。
まずは白馬のホテルで働きながら、地域の方や業者さんと交流を深めていきました。まだその時点では安曇野エリアに絞って起業を考えていましたが、その頃、たまたまこちらの物件を紹介していただいたんです。
ただ、大町の第一印象はあまりよくありませんでした。外食をする人が多い街ではありませんし、市の人口自体が年々減少しているので、専門料理店は難しいだろうなというものでした。その後、大町のことを調べるうちに、環境、食材、伝統産業など、地域のポテンシャルはとても高いのに、それらを活かしきれていないのだと思うようになったんです。そして、あえて難しい環境でこそ自分の実力も試されるし、この街を盛り上げながら自分も成長したいという気持ちから、ここでの開業を決めました。本当にいろいろな縁が繋がった結果ですね。

苦労した物件探し

店舗は大町から安曇野までの広い範囲で探していたのですが、気に入った物件が唯一ここだけだったんです。そもそも、ちょっと街なかから離れた郊外だと、テナント貸ししてくれる物件自体がほとんどありませんでした。ここは、クルマの便がいい立地ですし、なにより、厨房と客席のサイズがイメージどおりでした。
行政や商工会議所は物件はあまりタッチできない部分だとは思いますが、特に飲食店は、どの物件を選ぶかによって業務形態など店の特長となる大きな要素が決まってしまうものです。物件が決まってからのサポートは充実していますが、物件を決めるまでのサポートがあるととても助かるんですけどね。

起業の際、苦労した点は?

私みたいに移住して大町に来た人にとっては、地元の人が当たり前だと思っていることを知らなかったり、最初はとまどうことが多いと思います。ビジネスの面でも、ピークタイムがいつ来るとか、人の流れが途切れるタイミングとか、本に書いてあるセオリーだけでは全然通用しない部分も多いと思います。
そういったことは、自分から積極的に地域の人の輪の中に入っていくことでだいぶ変わりましたね。大変だったことが大変じゃなくなったというか。

今後の目標

これからは地産地消のカラーをもっと強めていきたいですね。地域でなじみの野菜をイタリアンの技法でちょっと目先の変わった料理にすると、こんな食べ方があったのかって、地元の方にとてもよろこばれるんです。逆に観光で大町を訪れた方にとっては、その地域で採れた食材を使ったイタリアンというのは魅力的だと思うんです。高品質な食材が多い大町だからこそ地産地消に特化していき、将来的には大町で採れる食材だけで作った「大町イタリアン」ができたらいいですね。

トラットリア・ラ・タルタルーガ

トピック 詳細
代表者 亀谷雅和
起業 2016年7月
住所 大町市常盤5822-7
TEL 0261-25-0481
URL http://t-tartaruga.com/